Hagenbeck
23日から26日まで風邪で伏す。改源は砂糖のように思えてくるし、新ブロン液エースはもっと甘くておいしい眠り薬。ようやく抜けでる。そのあいだにちらりと目を通した本。今年の3月、1978年の定価の10倍とずいぶんの高値で出ていたが、何かの役に立つだろうと入手しておいた古書。実際、役に立つものである。何者なのだと思う。戦前、関係者はいつもそれに言及していたのだが、かと言ってドイツを真似するという感じでもなかった。彼ら日本人にとって、日本でも、ドイツでも、どこでもない何かとしてあらわれていたそれはいったい何だったのだろうか。朦朧とするなか、関連してもうひとつ発見もあったりして、風邪の功名。というにはしんどい4日間だった。