2006年9月14日

失望の旭山(2)

Posted by fische in Activity
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急ぎ「失望の旭山」を書き付けた後、8月3日付で「旭山のトリック」と題して「「失望の旭山」の所以を考える。これを動物園の近代(史)に置いてみると、・・・」とポストしたが、削除した。『「旭山動物園」革命―夢を実現した復活プロジェクト』(角川新書)と『戦う動物園―旭山動物園と到津の森公園の物語』(中公新書)の2冊を通覧し、一昨日ふたたび旭山にゆき、ここにこの批判は無意味であることを知るにいたったため。両書の年表に、書かれるべき事実が書かれていないのはいつもの約束事。
改めて、「失望の旭山」の所以を考える。キイワードは、論理矛盾と実体主義、か。

2006年9月12日

forge!

Posted by fische in 雑録

きょう届いた科学史の方のメールに触発されて再会した一文。

四年、十八歳の東伏見宮博英殿下、考古学の宮さんが、諏訪地方考古学の踏査にやってきた。全郡表面採集に歩き、宮さんの歩く先き先きに、珍品遺物を撒いたり、一族の名誉とばかり献上した例も多かった。茅野市の山口遺跡では、埋めて置いた土器を掘られたが、この尖石では、試掘たちまちに、本当に数個の土器の埋没に当った。何しろ、何かある度に、いくらかの御下賜金が下るのだから、人々も懸命である。
(藤森栄一1970『信濃の美篶』、学生社、62頁)

あのとき、このことを即座に思い出し──記憶では三笠宮だったが──ながめていた。考古学の、彼我を貫く紛うことなきエスノグラフィ。冒頭「四年」とは、昭和4年のこと。

2006年9月4日

北海道家庭学校博物館

Posted by fische in Activity, History

遠軽にある児童自立支援施設(旧教護院)北海道家庭学校の博物館を観る。「整理に手が回らず休館中だが、それでもよければ」ということで案内していただく。同校は1914年(大正3年)立。博物館は1920年にはじまり、当初は建物の一室にあったが、戦後に独立棟となりいまに至る。建物の老朽化は著しい。が、博物、学校資料、生徒作品等々80余年の圧倒的集合。記憶などではなく、また資料の貴重さをも超えて、同校の活動まるごととともにあることは、ただ「凄い」の一語に尽きる。示唆されることはたいへん多い。


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