友情へのパスポート

日米親善人形75年目の再会

Passports to Friendship

会期 : 2002727日〜1013
会場 : 全米日系人博物館

 

 1927年11月10日、答礼人形は横浜港から天洋丸で「親善大使」としてサンフランシスコをめざしました。カリフォルニア州には、当時日本から移民した人々がたくさん住んでいましたので、彼らから熱烈な歓迎を受けました。そこから答礼人形たちは分散され、500近いアメリカ各地の歓迎会に出席し、親善訪問の旅をはたしました。この人形使節は、アメリカそして日本でも、子どもたちがお互いの国のことを学ぶ貴重な機会となりました。

 しかしながら親善人形の願いも、残念なことに1941年(昭和16年)日米開戦によって断ち切られました。「青い目の人形」は敵国の人形とみなされ、多くの人形が処分されました。

 現在これらの親善人形は、日本では各地の小学校などに青い目の人形が約300体、アメリカでは各地の博物館などに答礼人形が44体保管されています。

 

     

 

 

 

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[left] ローズメリー 写真提供:ベイカ保育園(兵庫県)、写真家・永井将司
[right] ミス大日本 写真提供:カタログ#340126 スミソニアン国立自然史博物館人類学部

 


全米日系人博物館
Japanese American National Museum
369 East First Street, Los Angeles, California 90012
電話:(213)625-0414 ファックス:(213)625-1770
1-800-461-5266(米国内・フリーダイヤル)